特定非営利活動法人長崎海洋産業クラスター形成推進協議会 洋上風力発電事業に関する社会人技術者向け「長崎海洋アカデミー」プロフェッショナルコース構築

取り組むべき課題

洋上風力発電事業の案件形成を牽引し、事業化に向けた推進役となる社会人技術者の人材育成が求められています。アジア初の社会人技術者の育成を目指して開講した「長崎海洋アカデミー」の受講者や、これまでの活動を通じて接してきた事業者との会話等から、二つの課題が顕在化していることがわかってきました。ひとつは、事業の初期段階での漁業者等の地元関係者との協調です。これは、案件形成を進めるうえで、まず越えなければいけないハードルであり、漁業者等の理解を得ること及び地元調整による合意形成が必須となります。二つ目は、事業開始後の運転保守(O&M)に携わる技術者の当該分野に対する知識の充実です。これは、運転開始後の運用には早い段階からO&Mが可能な体制を準備し、地元企業が参入することで地域の活性化に繋げていくことが不可欠だからです。この二つの課題に対応できるプロフェッショナル人材の育成が急務であると考えています。

今回の事業の内容

本事業において、これまで「長崎海洋アカデミー」が蓄積してきた知識やノウハウを活かし、二つの課題に対応するコースを構築します。ひとつは「漁業共生コース」で、漁業者等地元関係者との協調関係構築に必要な海洋学と海洋環境、魚貝類・藻類概論、水産・海洋調査、漁業技術、水産技術の展開、水産法務、海洋空間計画、漁業協調の今と未来などで構成します。今年度は、講義基本計画(シラバス)を早期に確定させ、講義資料(コンテンツ)を作成し、来年度開講します。もうひとつは、「O&Mコース」で、運転開始後、長期間、安定的な運用をするために必要なO&M概要、風況・海象概論、信頼性工学、機器とインフラ、O&M計画、故障損傷事例、運転モニタリング、O&M契約と法規、O&M先端技術などで構成し、今年度シラバスを作成させ、来年度コンテンツを作成し、再来年度開講します。

代表者からの一言

「地球温暖化が終わり、地球沸騰化の時代が到来した」、と国連グテーレス事務総長が発言しました。近年、その影響で異常気象や極端現象が頻発し、海洋では海水温の上昇など海洋環境が大きく変化し、生態系や水産資源に影響が出てきています。このような中、緩和策として再生可能エネルギーの主力電源化が推進され、その切り札として洋上風力発電が位置づけられています。洋上風力発電事業に係わる社会人技術者の人材育成を進めるため、「長崎海洋アカデミー(NOA)」を開講し、これまでに10コースを構築しました。講義では実務的な知識やノウハウを体系的に提供し、高い評価を得ています。また五島市沖でまもなく運転が開始される浮体式洋上風力発電の視察や、地元関係者との会話を通じ、合意形成の成功事例を体感してもらっています。今回、新たに二つのコースを開講し、洋上風力発電事業の発展に少しでも貢献したいと考えています。

(特非)長崎海洋産業クラスター形成推進協議会 長崎海洋アカデミー所長
中野 俊也

実施体制

代表補助事業者

特定非営利活動法人長崎海洋産業クラスター形成推進協議会 https://namicpa.com/

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